「フェナックむら ものがたり」は、アクションゲームツクールで作られた 「ゼルダの伝説」タイプの短編アクションRPGです。 2009年8月に「Xbox Live インディーズゲーム」にてXbox360版が公開され、 同時にWindows版も公開されました。
クリアまでにかかる時間は1〜2時間です。
Xbox版は容量の関係で240MSP(後に80MSPに値下げ)で、 ボリュームの割に高めで手が出しにくかったと思います。 体験版だけでクリアした人もいると聞いています。 2011年5月まで公開され、現在では公開停止となっています。
Windows版は86MBと容量が大きい上、画面サイズが1280x768以上が表示可能な環境が必須であったり (1024x768では不可)、 ドライバの関係ではうまく起動しないなど様々な問題があります。このため、積極的に プレイはおすすめしていません。
『アクションゲームツクール』をお持ちの方で、 『アクションRPGプラグイン』を使ってゼルダタイプのRPGの作成を考えている方におすすめです。 ダウンロードページでは、 gpdファイル(プロジェクトファイル)も公開されていますので、 制作の参考にしてください。
本作はサンプルのHDアクションアドベンチャーと同じ素材を使っていますが、かなり凝ったギミックを 採用しています。スイッチを駆使して、ダンジョン内の仕掛けを実現したり、物を持ち上げて投げる動作を 実現したり、オリジナルのメニューを作ったりしているため、参考になることでしょう。
逆に、純粋にゲームを楽しみたい人には残念ながらオススメできません。ゲーム内容が短いこと、 短い割に容量が大きいこと、動作環境が厳しいことがその原因です。
また、後述しますが、本作品は氷石彩亜の初シナリオ作品です。それが気になる人は手を出してみても いいと思います。
アクション部分は神無月サスケが作成しましたが、音楽およびシナリオは 氷石彩亜が関わっています。
音楽は、全てこの作品のために作られており、wavファイルのPCM音源で提供されています (アクションゲームツクールの制約のため。これが容量を大きくしている)。
また、シナリオも氷石彩亜が手がけており、彼にとって初めてのシナリオであり、その意味でも 存在意義が大きいかもしれません。