この文章について:
このお話は、ムーンホイッスル(Moon Whistle)のクリスマスのイベントで使われるはずが
事情があって没になってしまったシナリオをもとに、加筆修正をほどこして
公開するものです。
2000年のクリスマスを記念して、こっそり公開します。
みなさんもよいクリスマスを★。
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きょうはクリスマスイブです。
寒い中、幼稚園の授業がはじまりました。
みんな「せんせい、おはようございます」
ツルタせんせい「きょうは、クリスマスイブです。今日の夕方から、クリスマス会を
やります!みなさん、楽しみですねー。」
みんな、嬉しそうにする。
ツルタせんせい「そして、サンタクロースがプレゼントをみんなにくれますよ」
みんなが喜んでいるのを、さえぎるように、
さとし「先生、サンタクロースって本当にいるの?」
あきら「さとし、いるわけないよ!サンタクロースは僕たちのパパとママなんだよ!」
ツルタせんせい「あきらくん、そんなことを言ってはいけません」
あきら「だってえ...じゃ、サンタクロースっているの?」
マックス「あきら、ちょっといいすぎだぞ。本当に大切なものは目には見えないんだ!」
(注:星の王子様)
あきら「だって、マックス....ぼく....」
ツルタせんせい「....あきらくん、あなたの気持ちはよくわかるわ。でも、
サンタクロースは本当にいるのよ。」
あきら「....」
あきらは煮え切らない様子だった。
こんなこともあって、煮え切らないまま、幼稚園の授業が終わった。
そして放課後....。
みんな話をつづけていた。
「サンタクロースっているのかなあ?」「どうだろう?」
先生達が話をしていた。
園長先生「やれやれ、最近の子供達は、知らなくていいことを知りすぎているのね。
今の子供達は、メディアが発達したことによっていろんなことを知っているけど、
真実を知りすぎてしまうことは、現実に落胆してしまうことにもなるのよ。」
ツルタせんせい「サンタクロースって本当にいるのかしらね。」
なるみ「ツルタせんせいは、サンタクロースっていると思う?」
ツルタせんせい「ええ。誰もサンタクロースを見た人はいないけど、大切なものは
決して目には見えないの、そのことを忘れちゃいけないわ。」
なるみ「で、マックス、ぜのんくん、今からどうする?」
マックス「そうだにゃ、子供達で考えるのがいいだろ。とりあえず秘密基地にでも
行かないか?」
なるみ「そうね、いきましょ。」
ぜのん「....」
こうしていつもの神社にいました。秘密基地の見張りをしているかずおが言いました、
「あ、ぜのんくんたち、いらっしゃい。ほら、あそこ見てて。若い人たちがしょっちゅう
かしわ手を打っているんだ。やっぱり今日クリスマスだしねえ。」
一同、苦笑。
こうして、秘密基地に来ました。クリスマスらしく、クリスマスツリーが立っています、
しかも誰がつけたのか電飾までついていて、ぴかぴか光っていてきれいです。
ぜのん「前からおもっているけど、一体どこからでんげんを取っているんだろう?」
いつもの小屋に入ってつくもに会いました。
つくも「やあ、メリークリスマス!」
なるみ「つくもさん、サンタクロースって、本当にいると思う?ぜったいにいるよね!」
つくも「うーん、ぜのんはどう思う?」
ぜのん「....えーっと。(はい/いいえ)」
つくも「なるほどな。」
マックス「じつはだにゃ、うちのクラスのあきらが、サンタクロースがいない、って
いいふらしているんだにゃ。」
つくも「なるほどなあ、悪気はないと思うんだけど、ちょっと聞き捨てならねえよな。」
なるみ「そう、だから、なにかいい方法はないかなあ、と思って。」
ぜのん「....」
つくも「なるほど、ぜのん、確かに空を飛ぶトナカイがいればいいよなあ。
....ということは....そうだ、巨大メカはどうだろう!」
マックス「なるほど。巨大メカに乗って皆にプレゼントをとどけにくれば、皆驚くだろうにゃ。」
つくも「そうか、Xレンジャーが”自分はサンタクロースの友達だ”って言えば、
かなり説得力もあるってもんだろう。どっちも夢を運んでいるんだし。」
なるみ「よーし、それでいきましょう!あきらくんも、きっとXレンジャーが空からやってきたら
びっくりするわよ!」
こうして、話はきれいにまとまり、一同はツェータのところにいくことになった。
つくも「ところでマックス、巨大メカの話だけど、....」
マックス「どうした?つくも。」
つくも「いや、巨大メカを、俺達の町に持ってくることが出来るのか?
もし、持って来ることが出来ても、それって危険なんじゃない?」
ぜのん「....」
ぜのんは、9月のエイドスの話を思い出した。
エイドスはXレンジャーが時空の因果律を乱したことをつよく責めていたのだ。
ぜのんにはよく理解できなかったのだが、「やっぱり未来にしかないものを
持ってきたらいけないんじゃないか」って気はしていた。
そんなことを考えていたら、もう川辺のXレンジャーの隠れ家に到着した。
マックス「いや、つくも、おいらの力を使って、Xレンジャー達に
機械を作ってもらえば、わけないよ。」
Xレンジャーは例のごとくモニターに向かってプログラミングをしていたが、
マックスたちの声に気が付いたらしく、入り口に向かった。
Xレンジャー「やあ、君達、いらっしゃい。今日もツェータの街にいくのかい?」
マックス「そうなんだけど....その前にひとつお願いしたいことがあるんだにゃ。」
マックスは、幼稚園での事情、今日の夕方からのクリスマス会の話、
巨大メカにつける機械の話をした。
Xレンジャーは、うなずきつつ、複雑な表情をした。
Xレンジャー「なるほど、話を聞いた限りでは、プログラムにちょっと細工を
ほどこせばいいだけだな、数時間もかからないと思うんだけど....でも、
ひとつ気になることがあるんだ。質問していいか?」
マックス「どうぞ。」
Xレンジャー「いや、9月のエイドスのこと、覚えているか?ツェータとも
話し合ったりしたんだけど、やっぱり気になるんだよ、俺、時間の因果律を乱している、
悪者なんじゃないか、って、ずーっと悩みつづけていたんだ。」
確かに、ここ数ヶ月、ロケモンの事件に忙しかった関係で、なかなかXレンジャーの
話を忘れていたけど、あまりXレンジャーが表に出てきていなかったのは確かだ。
やっぱり、悩んでいたんだなあ....。
Xレンジャー「なあ、マックス。本当のことを教えてくれよ。」
しばし沈黙がつづいたあと、すこし真剣な表情になったマックスが口を開いた。
マックス「ひょっとしてXレンジャー、まだエイドスの話を気にしているのか?
あんな奴の言うこと、気にする必要はないぞ。あいつは口ばっかりにゃんだから。」
マックスは、Xレンジャーに、いろいろと説明をした。ぜのん達がディジたまごを持ってきた
ことによってぜのんの町の技術が以上に進歩してしまったが、結局いつの間にか
収まってしまったことを例にとって、「夢がない人間がいくらあがいても、
時間の因果律は崩せない、逆に夢のある人間がどんどん現実を変えていくことが大事」
といったことを強く説明した。
Xレンジャーは黙って聞いていたが、次第に笑顔になっていく。
Xレンジャー「そうだな。マックス、ありがとう。元気が出たよ」
マックス「そうだろう、エイドスのことは気にせずに頑張れ」
と、そのとき。
?「誰のことを気にしちゃいけない、ですって?」
ぜのん「....!!!」
マックス「その声は!」
Xレンジャー「エイドス!」
その声と同時に、エイドスがタイムトンネルを通って現れてきた。
その場にいる全員に戦慄が走る。
エイドス「みなさん、お久しぶり」
なるみ「あんたが、ぜのんくんの言ってた悪者ね!」
つくも「お前が、ぜのんを誘拐したんだな!この誘拐犯!」
エイドス「誘拐犯?人聞きの悪い。私は時空の因果律に従って行動したまでです。
私は時空の法を守ります。法を守らない、悪者、それがマックスです。」
マックス「なにを!」
Xレンジャー「やる気か!」
エイドス「いえいえ、めっそうもない。私は野蛮な争いは好みません。
私はただ、”助言”を与えにきたまでです。....”警告”と言ったほうがよろしいかも
しれませんが。
....マックス、いい加減にしたらどうですか?」
マックス「エイドスこそ、いい加減気が付いたらどうだ!夢の大切さは、時空の因果律よりも
大事なんだ!いや、夢こそが本来の時空の因果律なんだということを!」
エイドス「....そんなことは分かってます。私はただ、そういったての届かないところにある
ふわふわとした妄想よりも、地に足のついたものを少しでも見つめるべき、そういった
事が言いたいだけなのに....」
つくも「エイドス、クリスマスでみんな浮かれ気分だってのに、なんって夢のない奴だ!」
なるみ「そうよそうよ!”サンタクロースがいない”って言い切っちゃうようなつまらない
人といっしょね!あたし、エイドスみたいな大人にはなりたくないわ!」
マックス「どうだ?エイドス。純粋な子供達の前だ、少し暴言は慎んだらどうかにゃ?」
エイドス「....」
エイドスは、いかにも何かを言いたそうな表情で、しかし口をつぐんでいる。
エイドス「いいでしょう。私は場違いなので、去ります。
マックス。ただし、私は、お前がどうなろうと知ったことではありません。
もう、かつてのように助けてもらえると思ったら大間違いですよ。
好きにしなさい。そしてどうにでもなってしまいなさい。」
そう言い残すと、おもむろにタイムトンネルに入って、去っていってしまった。
しばしの沈黙が走る。
つくも「....いっちゃった。」
なるみ「あんな奴のことは気にしなくていいよね!」
マックス「ああ、Xレンジャー、お願いする。おいらは、ツェータにお願いしてくる。」
例のタイムトンネルを通ってツェータの街に来た。こちらの世界も冬本番でかなり寒い。
デパートのクリスマスセールで街はかなりにぎわっている。
そんな風景を見ながらツェータの家に向かう。
カッパー(ツェータの父)「やあ、いらっしゃい。ツェータは幼稚園に行ってるよ。
またコロンちゃんと一緒に、クリスマス会のボランティアで行ってるんじゃないかな」
つくも「ところでおじさん、ひとつお願いがあるんですけど」
つくもは、巨大メカを使いたい、とお願いした。
カッパー「なるほど、なかなかいいアイディアだね。どうぞどうぞ」
というわけで、早速Xレンジャーとマックスで改造&デコレーションに取り掛かったので
あった。
ぜのん「ぼくたち、ツェータをむかえにいってくる」
こうして、ぜのんとなるみ、つくもの3人はツェータの街の幼稚園に向かうことにしました。
ところが、公園がちょっと騒がしいのに気が付きました。
「キャー」悲鳴が聞こえました。人が逃げてきます。
つくも「なにがおきているんだ?」
見ると、ロボットがまた暴れていたのです!
それも今度はかなり本格的です!
ぜのん「なんだよ、これ!」
まわりの人たちは逃げまどっています!
なるみ「また、ハルトの仕業じゃない?」
なるみが言うと同時に、ロボットのスピーカーから声がしました。
「そのとおり!君達、いいところにきた。
今日はクリスマス。そんな日に僕はすごく悲惨な気持ちでいる。
どうしてだか分かるかい?そう、僕のパパが警察につかまっちゃうし、
僕はみんなから石を投げられている。もう僕はだれも信用できないんだ。
何も信用できないんだ!
今日こそは決着をつけよう!」
望むところ、とばかりにバトルがはじまりましたが、これまたあっさり
ぜのんたちは片付けてしまったのでした。
つくも「どうだ!まいったか!」
ハルト「ちくしょう、お前達、僕の無力さをそんなに見せ付けて楽しいか!
みんな、そうなんだ。誰も、助けてくれない。」
ハルトが言い終えるか言い終えないかの時、騒ぎを聞きつけたツェータが
幼稚園から走ってきた。
ツェータ「ハルト!また暴れていたのか!」
ハルト「ああ、ツェータ。お前は幼稚園児から好かれていてうらやましいよ。
俺なんか嫌われているだけなんだから。どうせ誰からも好かれやしないさ、ふふふ。」
ハルトは苦笑していた。
つくも「なあ、ハルト、いいかげんに気がつかないか?お前が嫌われるような態度を
取るから、みんなから嫌われるんだぞ。逆の立場になってみたときのことを考えろよ。」
ハルト「....そんなこと言ったって。」
ハルトは明らかに納得がいかない様子だ。
ツェータ「でもさあ、クリスマスにみんなが楽しんでいるのを見てくやしがるより、
一緒に楽しんだほうがいいんじゃないのかい?せっかくだから、クリスマス会に
参加しないか?」
ハルト「幼稚園児達と一緒に、か?やめとくよ、どうせ俺、嫌われているし。」
ツェータ「それは、嫌われていると思ってそういう悲しい態度を取れば嫌われるかも
しれないけど、もっと明るく振舞えば、絶対に好かれるはずだよ。ね、一緒に行こうよ。」
ツェータは明るい顔をしているが、それがハルトには耐えられないらしい。
なるみ「ねえ、ハルト、本当は友達が欲しいんじゃないの?」
ハルト「.....」
ぜのん「それに、今日はクリスマス。みんな嬉しそうにしているよ。
一人だけさびしそうにしていたって、仕方ないよ」
ハルト「.....」
ハルトはしばらく、だまってぜのんたちの方をながめていた。そう思うと、
くるっと振り向いて、そのまま走っていってしまった。
とりあえず一行はツェータの街の幼稚園に向かった。
ツェータ「コロンちゃんもきているはずだし、君達もあいさつしていきなよ。」
そうして幼稚園に入ると、みんな騒いでいた。
ツェータがたずねた。「どうしたの?」
先生が答えた。「今ね、ハルトが走って幼稚園に来たのよ。そして、”プレゼントです!”
って言って、この袋を置いていったの。
中には、オニヅカ(ハルトの父親の会社)のおもちゃがたくさん入っていた。
みんな喜んでいるんだけど、あの子、一体どうしちゃったの?」
コロン「ほんと、せっかくだし、ゆっくりしていけばよかったのに....」
こうしてツェータとぜのん達は、一息ついてからツェータの家に戻り、Xレンジャー達の
作業を手伝いました。
さて、ハルトはその日の夕方どうしたかというと、町外れにある「ドロップアウトたちの
楽園」に行き、仲間に入れてもらい、一晩中語り合ったそうです。
彼らと話をしていて、非常に共感するものを感じていたそうです。
さらに余談ですが、そうやってせっかく彼らと友達になったのに、クリスマス以降は
そこにも現れなくなったそうです。
クリスマスの日は特別だったのでしょう。
さて、話を元に戻してぜのんたちの作業は終わりました。
準備万端で夕方になりました。
ツルタせんせいに、事情を説明し、Xレンジャーは子供達に配る予定のプレゼントを
受け取りました。
Xレンジャー「変装したほうがいいかな?」
マックス「そのままの格好の方がいいんじゃない?」
こうして、ついにクリスマス会がはじまりました。
ツルタせんせい「あ、みて!外に出て!」
みんな、急いで外に出ました。
外を見ると、巨大メカが空を飛んでいました。クリスマスのイルミネーションを
して、赤と白のモチーフにした、巨大メカクリスマスバージョンのお出ましです!
「わあ!」
「すごいや!」
「ひょっとして、サンタクロースなの!?」
ほどなく、幼稚園の運動場に巨大メカは着地しました。
中から現れたのはXレンジャー。
笑顔でプレゼントを持って現れました。
子供達はもう、興奮の絶頂です。
Xレンジャー「はーいみなさん、僕はサンタクロースから頼まれて、
プレゼントを持ってきたんだ。そう、黙っていたけど、僕はサンタクロースの
友達だったんだよ。じゃー、みんなにプレゼント配るね!」
みんな、Xレンジャーにつぎつぎとちかづいて行った。
さとし「そうかー、じゃサンタクロースって本当にいたんだね!」
ノゾミ「そうよねー、空が飛べるっていうのが凄いわ。やっぱり、サンタさんの
友達じゃないと無理よね、そういうのって。間違いないわ。」
Xレンジャー「そうなんだよ。サンタクロースがね、僕に頼んでプレゼントを届けて
くれるように、お願いされたんだ。ほら、サンタクロースって、姿が見えないから、
サンタクロースはお父さんかお母さんだと思っている人がいるんだっていうけど、
サンタさん、悲しそうにしてたよ。」
あゆみ「あきらくん、サンタクロースはいたんだよね」
みんな、プレゼントをもらって、凄く嬉しそうな顔をしている。
しかし、当のあきらだけは違った。
あきら「.....ちがう。」
あきらは、顔を真っ赤にしている。
あきら「Xレンジャー、僕をそうやってだましているんだろう!」
ツルタせんせい「........」
あきら「僕は知っているんだ。お父さんもお母さんも、みんな、はっきりと
教えてくれたもん!サンタクロースはパパとママなんだ、って。」
ツルタせんせい「........」
あきらの啖呵に、喜んではしゃいでいた子供達も、沈黙してしまった。
さすがのXレンジャーも、どうしたらいいのかわからない。
マックスも、ツルタせんせいも、ただただ黙っている。
もはやなすすべなしか、と思ったそのとき.....
あきら「あ、あれは何だ?.....」
あきらはびっくりした表情で空を指差した。
みんな、あきらの指差した先を一斉に見ると.....そこには....
空をトナカイに引かれたそりが渡っているではないか!
みんな、驚きに感動していた。言葉もなく、しばらく、見とれていた。
Xレンジャーも、ツルタせんせいも、みんなびっくりし、感動し、ただただ
空を眺めていた....。
マックス「これはいったい....」
そしてしばらくの間、ひまわり幼稚園のみんなにとって、
おそらく一番幸せな時間が続いていた。
ちょうどそのころ、時の神殿、スフィアの間にて。
杖を持って、精神を集中しているエイドスがいた。
エイドス「マックスには負けたよ。あそこまで自分の意志を貫きとおせるなんて、な。
もし私がマックスだったら、あそこまではできなかっただろう。
しかし、まだまだ青い。
幼稚園児に一言言われるだけであれだけ困惑してしまうなんて。
正義感だけで、知恵も技術も足りない。
あまりにかわいそうだから、私が幻術で助けてやったよ。
いつかマックスが時の神殿に戻ったら、もう少し幻術の勉強をおすすめしたいが、
まあ、まだ余計な口出しはしまい。
とりあえず地上の子供達よ、
メリー、クリスマス。
」
(12月24日、終)
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2000年12月23日完成。
神無月サスケ
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