ぼく、ドラピーもん。Here is My Room 〜Chapter.I〜

ジャンル:分類不能(アドベンチャー)
プラットフォーム:Win95/98 (RPGツクール95作品)
作者:かは(Fulltime)さん
種別:フリーソフト
ダウンロード先:かはさんのページ「Fulltime's Life」内の「Download」のページ
入賞歴など:コンテストパークに送るもノミネートすらされなかったらしい(:P)

ゲームの内容: あなたは「かは」の家に招待されました。しかし、招待したはずのかはさんの方は 一向にやる気なし。あなたは「つっこみケヴィン」の寒いツッコミを受けつつ、 部屋を散策し、日記を見たり押し入れを開けたり、テレビで「ドラピーもん」を見たり、 と、やる気の無い態度で対応しましょう。10分くらいで終わる超短編。


ノミネートすらされなかったゲーム

まず、このゲームのスゴイところは、 「コンテストパークにノミネートすらされなかった」という点に つきると思います。・・・・っていうかノミネートされなくて当たり前です(^^;。 きわどすぎます。しかもこれで本気でAコンを 狙おうとしていたというのが最高です。

そういえばコンテストパークの某入賞作品に、任天堂の人気ゲームのパロディを 大々的にやっているゲームがありましたね。「**モン」とかいって。 しかも、「**チュウ」なんてキャラがいたりして。作者によると、 「これが原因でノミネートされなくても仕方が無いと思った、でも、こういうことが 出来るのはアマチュアの特権だからね」とか開き直っていたと言うから、 作者の顔が見てみたいよ、うん(核爆)
まあでも、そのゲームはかなり「ぎりぎりセーフ」だったのだと思います。 そしてドラピーもんは「ぎりぎりアウト」だったような気もします(微妙だし)。 よって、この2つのケーススタディによって我々は 「著作権の線引きがどこにあるか」を検証することが出来るのでしょう。 暇な人は勝手に検証してください(投げやり)。

そういえば昔、98のフリーで「ドラえもんクエスト」っていうのが あったよなあ(遠い目)。

「勉強ができないよぉ」「がんばれ!」

さて、このゲームの内容ですが、「短いのだし、ダウンロードサイズも大きくないのだし、 とにかくやれ!Your eyes only! To see is to believe!」といいたいところなのですが、 絶妙な台詞と間の取り方だけは特筆しておきたいかと。 テレビで「ドラピーもん」が見られるのですが、第1話から第10話まで あるのですが、もう、腹がよじれるほど笑わせてもらいました。
笑いのツボを押されました。

しかもこのゲームのすごいところは、回りの些細なオブジェクト(布団、日記)などを 調べてみても、すさまじいネタが見つかる、というところです。いろいろ書こうかと 思いましたが、とにかくやらないとこの凄まじさは伝わりません。

ぜひダウンロードしてプレーし、 10分間、超濃密な時間を過ごしてください。

バカゲー師範代(意味不明)

実は僕、先日大事な発表を目前にひかえて、かなり緊張しており、 なおかつ「このレベルの発表で大丈夫なのか?かなりつっこまれるのでは?」 など、様々な不安要素もあいまって、相当に落ち着かない状態が続いていました。 発表は一時間後。 そんな中ですがるようにこの「ドラピーもん」をやり、不安要素を全て 忘れ去ろうとしました。
結果は吉と出ました。バカゲーパワーで、不安や緊張など全て吹っ飛び、 平常心で発表が出来ました。まさにバカゲーは地球を救う
○印を救うためにアイスミルクXLを食べるのもいいですが、地球を救うために バカゲーを作るのもおつなもの、かもしれません(黒い時事ネタ)。

「一日でゲームを何か作れ」あなたなら何を作る?

どうやらこのゲーム、何と6時間程度で作り上げてしまったそうです。 なるほど、プレー時間は10分ないしそれ以下、というのもうなづけます。

しかし、僕は「一日で作ったゲームとしては上出来」だと思います。
というのも以前僕は仲間内で「一日でゲームを作ろう競争」みたいなことを やったことがありますが、その時は僕を含めてみんな、 あまりメリハリがなく、しかもそれほど面白くないゲームしか作れなかったのです。 だからそのとき「一日で面白いゲームは作れない」と感じたのですが、 このゲームはまさにその前提を覆してくれました。
もし、このようなゲームがその競争で作られたら、たちまち満場一致で 優勝していたことだと思います。凄すぎです。

メリハリ効きすぎ、台詞で大爆笑、なんか楽しい。 やっぱりこういうゲームを一日という超短期間で作ることは、 数々の短編を発表しており、短編作りには一家言ある Fulltimeさんこそ出来るのではないだろうか、と思います。

ただ、作者に一言。一発芸で作った物は、即興で受けはするけど、それだけ 短命なんだからね。いつまでも「あなたに7年前の記憶が蘇る、そりゃあダメージだ!」 でゲラゲラ笑っているほどプレイヤーも単細胞ではありません。
・・・・こう書いておかないと、一年とかかけて一本のゲームを作っている方々にあまりにも失礼だと思いますので。
でも、それだけメッセージ関連に大爆笑したし、あごがはずれそうになったので、 一応フォローです。ああ、僕は単細胞らしい、ということが数回やって分かったので(爆)。


I might be killed by your comment!アマチュアゲームインプレッションの表紙に戻る Return to the top of this
 site.さすけの妄想劇場のトップに戻る