ゲームの内容:
ミノタウロスクエスト3の続編(6の続編、ではない!)。
魔王を討伐すべく王様に呼ばれた主人公は、自分が
勇者の子孫であることを証明すべくミノタウロスを
倒し首を持ってくることになる。
おりしも、世界各地にその開発拠点を持つ開発集団
ミノウェアクリエイトによって、
ミノタウロスクエスト7というソフトが開発されていた。
それを後目に、主人公はミノタウロスを倒し、旅を続け
ようとするが…
まずシナリオ詳解の前に。ミノクエ7は、かなり破壊的です。 どのくらい破壊的かというと、「ネタをあらかじめ知っていても 恐らく笑うのをやめられないだろう」という点に尽きます。
取り敢えずこんな文章読んでいる暇があったらさっさとゲームの方を
ダウンロードしてプレーした方がいいというものですが、
ひょっとしたら貴方は今、プリントアウトした文章を
読んでいるかもしれませんし、ネットが使えないかもしれないので、
例のごとくネタバレは同じ色で隠しつついきます。
とはいえ、その心配すらないかもしれません、だって
繰り返しますが、ネタを知っていてプレーしても、きっと
笑いをこらえられませんから。ええ、もうギャグの原点に忠実
なんです、このゲーム。
というわけで、今回も名前入力があります。
ミノクエ3と同じタイプの名前入力画面で、これも
3と同じネタですので、
今度はだまされないぞ、と思いました。
しかし!確かに趣向は同じなのですが....
うかつにも笑わされてしまいまいた。
僕は女性を主人公に選んだのですが(とはいえ、
もう一方を選んでもやっぱり以下略)、
主人公の名前が....名前が.....
詳しくは書かないので調べて見てください。
今回もオープニングから飛ばしまくっております。 一つ一つ突っ込んでいるとキリが無いので割愛しますが、 ある意味息をもつかせぬ展開であることは 間違いありません。
さて、突然ですが、内閣の話でもしましょう。
今となっては「らいおんはーと」な人が首相で、
メルマガを発行するなど「自然にコンピュータと
接している」感じが浸透していて非常に評価できる
のですが、
ミノクエ7公開当時の内閣はITという言葉に躍らされていました。
確かe-Japanなどという恐ろしい言葉も
聞こえてきていましたが、知らぬ間に消えて良かったです。
しかし皆小泉内閣のメルマガは読んでいるし大人気なのに、
インパクってどうなってしまったのでしょうか。
僕も一度行こうとしたけどトップが重いので断念したり。
...と、ゲームをプレーしていない人は、
いきなり何の話かと思われるでしょう。
実はゲームの中にそういうモチーフが出てくるんですよ。
詳しくは話しませんが、「インパクの街」っていうのが
あって....死ぬほど笑わされました。革命が起きてます。
革命。何の革命かは言わずもがな。アルファベット2文字。
どうやら作者の五三郎さんは「もう時期を過ぎてしまったから
笑えるかどうか心配」などとおっしゃってましたが、
そんなことはありません。むしろ少し時期をおいた今だからこそ、
そして小泉首相がメルマガを出して(内閣としては)見事にリベンジを果たした
今だからこそ抱腹絶倒、と申せましょう。
「ネタバレして大丈夫なの?」とおっしゃる御仁がいるかもしれません。 しかし、繰り返しますが、ネタを知っていても 多分笑いをこらえることは不可能です。はい、不可抗力です。
さて、ミノクエ7には「開発室」というのが出てきます。 一般的に開発室があるゲームというのは、僕の記憶では FF4が初めてだったのでは、と思っていますが、 開発スタッフがいて、いろんな楽屋落ち的なネタが見られる ものなのですが、このゲームでは開発室には 五三郎さんは出てきません。代わりに架空の開発会社 ミノウェアの社員さんたちが出てきます。 彼らの話は聞いておくといいかもしれません。 隠し通路になっていますが、割と見つけ易いと思いますので。
というか、作っているソフトの名前が「ミノタウロスクエスト7」 そう、ゲームの中でそのゲーム自体が作られているのです! 自分の尻尾を飲み込む蛇のように、ものすごいパラドックスな 感じで凄いです!!!今後の展開が楽しみです…
というわけで、今回もラスト。それほど長くないので、 皆さん、是非ともプレーしてください。 今回のラストも、かなりしてやられたり、といった感じです。 いやあやられました。 細かくは話さないのでぜひとも皆さん各自確認してください。
以下、まだプレーしていない人の為にネタバレ防止。
(↓ここから↓)
ゲームを制作するって言うのは非常に大変であり、開発中止に
なるソフト、仮に完成しても商業的な理由からお蔵入りになる
ソフトまであるといいます。そういえば史上最大の開発中止、とも
いえる、マザー3が開発中止になった時のショックは未だに
忘れられません。
ツクールの世界でも、途中で制作意欲がなくなって放ってしまう
という人は結構いると思いますし、何より僕もそういう経験はあります。
そしてそういう経験のある人なら、作りかけの街を見て、自分のことの
ように身につまされる思いになったのではないでしょうか。
(↑ここまで↑)
どうやら、世間一般として、3はレビューされているのに、
7はあまりレビューされていない、ということです。
理由はわかりませんが、これだけ壊滅的な笑撃力(造語)を持つ
ゲームを放っておくのはもったいないです。
3で爆笑した人が、7で爆笑しない理由はありません。
いや、3で爆笑する人は、7で笑死するかもしれません。
是非ともプレーしなさい。