日帰り能古島旅行

11月24日、命をふきこまれたものさんに会いました。
以前3月に会ってから、今回で2度目です。
彼は、どうやらツクール系のチャットやお絵かきBBSなどによく現われる そうなのでご存知の方も多いと思いますが、シューティングゲーム 「秘密組織オフィスさとる」で (シューティングツクール95、過去の受賞作品)受賞経験のある方です。

実は命をふきこまれたものさんには、マップチップなどの制作を 手伝ってもらうことにしているのです。そこで制作スタッフに 加わってもらい、3月に会ったときはいろいろと資料を 渡して打ち合わせをしたり、 後はツクールの現状とか、どうでもいい話とかいろいろと しておりました。同じ福岡市内在住ということもあって、 オフで会うことが実現したわけです。(ここについて詳しく知りたい方は さすけの日記の3月下旬ごろを見てやってください)

さて、それから8ヶ月。僕の多忙さと怠慢ゆえに制作はかなりスローペース でしたが、いろいろとメールでやり取りすることが出来てきて、「打ち合わせの ため、また会いましょう」ということになりました。 今回もいろいろとすべきことがあったのですが、 メインはやはり、「離れ島を見に行く」という ことでした。

Another Moon Whistleの舞台は、離れ島です。一夏を離れ島ですごす つくも達の気分になるために、僕もロケも兼ねて離れ島に行こう、というわけです。
これを思い立ったのは8月のことでした。僕一人で行ってみようと考えていました。 しかし今年の夏は特に暑く、ちょっと外出する気にはなれませんでした。 「もう少し涼しくなってからにしよう」と決めました。
また、離れ島候補として福岡では、志賀島と能古島(のこのしま)があるのですが、 イメージ的には後者が近いということで能古島に行こうと考えていました。

さて、命をふきこまれたものさんに待ち合わせ場所で会い、朝食を済ませ、 出かけることにしました。一応「能古島に行く構想」はあったものの、「さすがに 寒そうだし、あんな何もない島に命をふきこまれたものさんを連れて行くのも どうか」とも考え、二人で話し合ったのですが、丁度その日は天気がよかったし、 何よりも「実際に目で見て、肌で感じておくことが大切」 ということで、行くことにしました。早速、天神のバス停から、のこ渡船場行きの バスに乗りました。

実は僕が能古に行くのは3度目か4度目です。中学校のころに遠足でも 来た気がしますが、ひと言で言って「何もない島」です。一応「のこのしま アイランドパーク」というのがありまして(ただし、入場料は大人で 1000円、そのうえ普通の公園とあまり変らない気がする(汗))、 そこで結構楽しんでおりました。まあ、何もしないでただ 延々と自然に親しみたい福岡人にとっては、うってつけの場所ではあります。
実際、大学時代、人生に疲れていたとき、ふと能古に出向いてずーっと 空を眺めながら人生について考えていました。ふー。っていうかまだ3、4年前の 話なんだけどさ、これ。

それはさておき。今回ものこ渡船場に着き、水上タクシー(船。フェリーは 一時間に一本な上、15分くらいかかるが、これだと4,5分で着く)に乗り、 能古に着きました。船着場の近くから、例のアイランドパーク行きのバスが 出ているのですが、とりあえず海岸に座ってずーっと福岡市の方を見ていました。
「なんかこの景色いいねえ、こういうのをツクール2000の パノラマ(遠景)機能で描くのがいいかも
「あと、このテトラポット。主人公達はこういうのの上を歩いて移動するんだよ」
こんなことも言いつつ、ただしばらくの間、ずーっと何も考えずに 命をふきこまれたものさんと景色をしばらくながめておりました。

その後バスに乗って、アイランドパークに向かいました。土曜日ということも あって、親子連れもいましたが、バス停で周りを見ると、カップルばっかり。 俺たち、野郎2人で、何しに来てるんだって感じだよなぁ などと二人で笑っておりました。
開き直って、もっと大人数で来ていればそれほど違和感がなかったのになあ、とか 思ったり、思わなかったり。

それはさておき。のこのしまアイランドパークに着く。
いろいろと花が咲き乱れていたり、ヤギやうさぎがいるなど、なかなかいい感じ なのですが、また海が見える場所に座り込んで「ここも景色いいねえ」なんて 二人で話したりしていました。ツクール2000では遠景が使えるので、うまく 使って楽しい遠景にしたいと考えているわけです。
あと、売店がまたいい。昔のおもちゃ関連が山のようにおいてある場所でして、 二人でずーっと見ておりました。「ぜんまい式のおもちゃとか今時生産 していたんですねえ」とか結構驚いたり。

しかし、僕の一番の個人的なお勧めとして西島伊三雄美術館みたいなところ。 福岡の人なら絵を見れば大抵理解すると思うが、銀行のカレンダーとか うまかっちゃんの袋(!)とか、福岡のいたるところで見かける絵である。
で、この方はとりわけ子供の絵がうまいんですよ。
というわけでこのマイブームを命をふきこまれたものさんに紹介すべく 入る。この建物自体も古い家屋になっていて、五右衛門風呂があったりしました。 (そのうえ、少し水が張ってあった…ひょっとして今も使っているのか!?) 子供の絵とかカレンダーの原画とか見ながら「この新聞紙のカブトって かなり来るんだよね」「ムンホイにも入れてましたよね」など、話が はずみました。

そんなこんなで帰るときは既に日が暮れておりました。まだ5時半とかそこら なのに外は真っ暗。秋の日はつるべ落としとはよく言ったものだ、などと 思いながら渡船場まで戻ってきました。帰りのフェリーに乗って海を見ていたのですが、 福岡市内の夜景が非常にきれいでした。夜景を見ながら、 今後の野望について話をしたりしておりました。

しかし今回は、なんか完全に僕が命をふきこまれたものさんを 連れまわした感じだったかもしれないなあ(汗)。楽しんでくれていたようでよかったけど。 命を〜さんのファンの方から何か言われそうで心配です(半分冗談)。

Appendix

アイランドパークの半券 アイランドパークの半券。
わらべ館の半券 西島伊三雄「わらべ館」の半券。

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